恋愛心工事中。
『初めて食べた!美味いな、コレ!』
「ほんとっ!?ありがと!」
美味しそうに頬張る京司。
『あ、まじだ』
黒崎も食べたみたいだ。
『まじ美味い。凄いな、コレ。』
....何か、嬉しい。
って!?何嬉しがってんだよ!?自分!!
『美羽の作ったの食べたいんだけど。』
え?
「ぜ、全部そうだよ?皆で作ったんだから!」
『美羽だけ、が作ったやつ。ねぇの?』
っ!?
な、なんなの!?何言ってんの!?
「な、あ、あるわけないでしょ!?」
キザっぷりは変わってない!!
こんな台詞キザじゃなきゃ言えないっつーの!
『そっか、残念』
「い、意味分かんないっ...」
黒崎がもう一口ガトーショコラを頬張った。
『...お前ら付き合ってんの?』
ブッ!?!?
(↑なんらかを吐き出した音(汚な))
京司の言葉に驚くあたし。
「つ、つきあっ!?」
『付き合ってねぇよ』
へ?
黒崎がすばやく言った。
いつもなら"付き合ってまーす"とか調子に乗って言うじゃん?
どうしちゃったの?
『付き合ってねぇのかよ!
お前らお似合いだけどなっ
あ、でも美羽は男嫌いなのか』
京司は思い出したように言った。