恋愛心工事中。



『問4?
あぁ、出来たよ』


!?



「ええっ!?」




あたしはつい大きな声を出してしまった。






『笹崎さん!?』


ウザ教師がキーキー声を発してあたしを睨む。




「す、すみませんっ!」




あたしはウザ教師が目をあたしから離すと、京司に小声で話しかけた。




「まじで!?」


あたしの問いに、京司は可笑しそうに笑いをこらえながら頷いた。





「見せてっ!」



京司って……
まさかまさかの秀才!?






京司のプリントを見た瞬間……絶句。





「凄っ……」






多分…コレ…当たってるよ、全問!




「京司って頭良いんだね!」



あたしは、京司のプリントと自分のプリントを見比べながら言った。





『まぁな』



ニヤリと笑う京司。





凄いーっ!
感動!

どうして出来る訳!?






「俺、頭良いから。」




い…意外~!!
(↑だから失礼)





頭良いのに授業サボるなんて…もったいない!


京司ってば、ちゃんと授業受けて、身だしなみを直したら、絶対先生に気に入られるよ!






『こんな問題も解けないのかよ』



…………イラ。




「うっさい!」




っあ!





また睨まれた…(汗)
(勿論あのウザ教師に)












そんなこんなで居残りが終わった。


あたしと京司は見事、これから居残り無し!




まぁ京司のおかげで出来たんだけど…(汗)




でも自力で解けたのあったからね!マジで!
(↑誰に言ってんの)







あたし達は教室を出た。





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