恋愛心工事中。
『君の事が大好きさ~♪』
…さぶっ。
カラオケでこの曲歌うのはその人の勝手さ。
けど…さぶい!!!!
有美はどうやら、お気に入りの人がいないらしい。
そりゃそうだ…↓↓
でも有美は、あたしから見て有美のことが好きそうな人と、楽しそうに話している。
…いいなぁ…
あたしも、男の子と楽しく話したいよ。
ま、こんな人たちとは遠慮しますっ!!!!
あたしがオレンジジュースをすすっていると…
『美羽ちゃん…だっけ?』
さっき無理やりさせられた自己紹介で名前を覚えているとは。
あたしは敵を見るような目で、声をかけてきた奴を見た。
『隣良い~?』
キャップを斜めに深くかぶり、男メンバーで一人だけ白髪の奴。
眉毛は細いし、服装チャラチャラしてるし・・・
…誰だっけ?
隣良い~?って聞いてあたし返事してないのに座ってるし…
てかくっつきすぎてない?
こ わ いーーーーーーーー!!!!!!!!
「…あの…お名前…」
あたしが恐る恐る尋ねた。
『え~冷たいなぁ、名前覚えてよ~
直希だよ、直希!!』
直希ぃ~?
もったないないな、こいつには。
(↑皆さんお分かりだと思いますが、超毒舌です)