恋愛心工事中。
追ってこられて言い訳されても嫌だけど…
追ってこない方が数倍悲しいよ……
゛終わり゛
その三文字があたしの中でこだまする。
終わりだ……
あたしと琉依は…
もう終わり………
あたしは琉依が好きだったよ?
ううん……今も好き…
だけど…琉依に利用されてるなんて、気付かなかった……。
琉依の優しさ、
琉依の笑顔、
全て好き………
だけど、届かない。
どんなに足掻いても、琉依はあたしの事なんて、何とも思って無いんだ…
「…琉…依…ッ」
好き…好き……
あたしが生まれて初めて恋した人………
ねぇ……琉依………
あたしはこれからどうやって恋をしていけば良いの?
「………ッ」
怖いよ………
琉依に………
信じてた人に………
裏切られたんだ……
あたしは……
琉依が好きなのに……
あの琉依の告白は…嘘だったんだね……。
あたしだけだったんだ。
嬉しくて、楽しくて。
そんな思いをしていたのは………
「……バカ…ッ…」
琉依…どうして?
あたし………
苦しいよ…………
苦しみから救ってくれるのは琉依だと思ってたのに……
琉依が、あたしをこんな苦しみに追いやったんだね…
………琉依…
………酷いよ……
「ッく…ぅ……」