恋愛心工事中。
ナイスアイデア!
『美羽が飼い主になってくれるなら良いよ♪』
……………。
「それは嫌」
『何故!?』
「何でアンタなんかの飼い主になんなきゃいけない訳!?」
『いーじゃん』
壱は口を尖らせて、いじけた素振りを見せた。
『デザート食う?』
いきなり壱はメニューを見せてきた。
「遠慮します!」
『食えよ♪』
………………。
「じゃ食べる」
『…ああ、そう(汗)』
「ご馳走様でした!」
『こんなの男どもと食うのより何倍も安いよ』
帰り道。
今は6月だが、外はもう暗くなって少し肌寒かった。
『じゃあ、また一緒に食おうな?♪』
「嫌」
今日は誰も知ってる人には会わなかったものの…危ない危ない!
『毒舌だな~。
ま、そういう所も可愛くて好きだけど♪』
バシッ
『いてっ!』
「馬っ鹿じゃないの!?
軽々しい奴!」
本日二回目。
壱をビンタした。
(↑凶暴……)
『俺のどこが軽々しいんだよ?』
「分かんないの!?」
『だから聞いてんだよ』
んなっ!
「全てありえない!
1+1より簡単だと思うけど!?」
思いっきり嫌味。
『ぷっ。
美羽、顔赤いけど?』
…っ!?
「んな訳無いっ!」
顔赤い!?あたし!?
『…俺が美羽の事、可愛くて好きって言ったから照れてんだ?』
~~っ!
「違うもん!」
断じてありえない!
『さっきまで俺の胸で泣いてたくせに♪』
「うっさい!」
悪い!?(怒)