恋愛心工事中。



今も、病を抱えた(?)あたしの心臓はヤバいくらい激しくなってんだよ~(泣)




…何でだろう?






『あ、笹崎宅発見♪』




壱が指差したのは、あたしの家だった。






「あ、うん」

『何で分かったの!?とか聞いてくんねぇの?』


「だって表札に書いてあるし」




あたしは玄関の表札に書かれだ笹崎゙という文字を指差した。






『バレた?』
「当たり前」




あたしはドアの方へ歩いた。






『ここが美羽ん家か♪
覚えとこ!』

「お願いだからストーカーはやめてよ?」





コイツならやりかねないからな…

(↑失礼)







『いくら美羽の事、大好きだからってそんな事する訳無いだろ?』




…………。


コイツ…今日キザ発言何回したんだよ(怒)







「ポチってチャラいっていうか…軽いね」

『ポチ言うな!』




必死にポチを否定する壱が面白い。




不思議だな。

前は壱の事、嫌いだったのにさ。




今は…楽しい。





男だから無理とか、見た目で嫌とか、判断しちゃダメなんだよね。





あたしも少しは成長したのかな?






『ま、美羽が元気そうでなにより♪』

「元気だよ!」







辛かったけど…

大丈夫。







人の気持ちってこんなに変わるものなのかな?


壱が嫌いだったのに…






今は………










今…………は……









『じゃあ帰るわ』



壱が言った。





っあ。



「うん…!」






何だろう…この気持ち。






名残惜しいみたいな…






まだ居てほしい…みたいな気持ち。




って!?
何考えてんだ、あたし!?




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