恋愛心工事中。



『さっき一緒に居た男の子は誰なの?彼氏?』



………はい!?




え、え…ええっ!?







「何で知って…!?」

『やぁねぇ!
お母さんにくらい教えてくれてもいいでしょ?』





壱と一緒に居た事を何で知ってんの!?





「何で男の子と居たって事を…!?」

『外で美羽と男の子の声が聞こえたのよ~』




ええ!?!?!?
マジかよっ!






「かっ…彼氏なんかじゃないから!」

『隠さないでよ♪』





違う!




「アイツなんか彼氏じゃないし!お母さんだってあたしが男嫌いなの知ってんでしょ!?」




信じらんない…(汗)







『でも人は月日が経つにつれ変わっていくものでしょ?美羽も男嫌い克服ね♪』




嬉しそうに笑うお母さんに、固まるあたし。







「治ってないから!」

『今度家に連れてきなさいよ!紹介して♪』







………(汗)


聞いてねぇ(泣)








「あたしとアイツはそんな関係じゃない!」

『じゃあ美羽はその人が好きなの!?』





はぁ!?







「無い!」

『じゃあその人が美羽の事好きなの!?』






………う(汗)





真実でも、お母さんにはさすがに言えない…








「そんなんじゃありませんから。」



できるだけ平静を装って言った。






だが………









『お父さんには言わないから、ねっ?♪』






…………。





壱といい、お母さんといい……







どうにかしてよ!(泣)







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