裏切りゲイム
タイトル未編集
プロローグ
本当に、本当にいつも通りだった。
いつも通りに学校に着き、いつも通りに勉強し、いつも通りに帰る。
そのはずだった。
……あの声が流れた、あの日までは。
私、水野 伊織はただただ今の現状を飲み込むのに必死だった。
私の回りには友達の双葉 真美、徳川 廉、菊地 真、日森 百合 が居る。
「はぁ……まさかこんなことになるとはね……」
私は肩を落としてそう呟いた。