裏切りゲイム
そう、全ての始まりはあの放送だった。

いつもと変わらない、1日だった。

私はあの日、いつもと同じ時間に家を出た。

そして、途中で真美や百合と合流し、世間話をしながら学校に行った。

午前の授業が終わり、昼食を取ろうとしていたときに、あの放送が流れ出した。


ザザー、トントン

『__あーあー、聴こえてるな?』

昼食時の放送はよくあることなので、不信感を持った人は居なかった。

『__これより、裏切りゲームを始める。ルールは簡単。君達の中に、裏切り者、まぁこのゲームの中では“キング”というものだ。そのキングが居る。君達にはそのキングを見つけて貰いたいのだよ。』
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