Sugar
『親父ゎ金だけ与えとけばいいと思ってるんだよ...』


そう言って海斗ゎ封筒を握りしめた。


『あの女ゎ今頃ちがう男とその子供で幸せに暮らしてんだよ...

もとから親父のことなんて愛してなかった。

金が目当てだった。

ずっと違う男を想ってた。

だから親父の子供の俺なんか愛せるはずもなくて...

俺ゎ家政婦にまかせたまんま。

抱きしめられた記憶もねぇよ!!』


海斗ゎあたしに背中をむけて肩を震わして言った。



『俺なんか生まなきゃよかったんだよ...』




海斗の目から涙がこぼれ落ちた



< 148 / 202 >

この作品をシェア

pagetop