淡花色
「そう。早速絵を見せて。」

あっさりと僕の自己紹介を流し姉が妹にいった。妹が寄ってくるよりも早く僕は絵を広げた。

相変わらずどこか心惹かれる絵だ。しかしあの薄暗い骨董屋の店内で見た時には気がつかなかったあることに気がついた。
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