異国

「あ~琉のばか!!!「ばかじゃねぇよ!ねぇちゃんなに遊んでんの?」

コンビニの袋ぶらさげて不機嫌そうに見下ろしているのは弟

「いやっだってこの腕輪外れないんだってば…「見してみ?

同じ目線に座った弟に腕輪をつけた手を出す

「うわっ紫色…やばいよ、これねぇちゃん …ん、ねぇちゃんlockかけてんじゃん」

カチッ

カラン…カラン…カラン

「外れた。よかった。あ~痛かった!!!」

腕輪の外れた手は、まるで紫色のリストバンドをはめてるかのようだ。

「ねぇ琉ぅ手感覚ないんだけど??」

紫色した手をヒラヒラさせてみる。



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