メガネクラス ~0組の僕ら~
気を取り直して、四葉も入れて6人は机を囲んで座った。
机の上には貼り紙が置いてある。
「…さて、この貼り紙…。
何を意味しているんだか…」
すると詩織と新がすくっと立った。
「あたし、パス」
「俺もパス」
「はぁ!?何でだよ!?」
2人は声をそろえて言った。
「「めんどーくさいから」」
「こらーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
里菜はカバンの中から大きなハリセンを取り出し、2人の頭を叩いた。
…里菜さん里菜さん、暴力はんたーい…。
「ナレーター!何だって!?」
いやいやいやいやいやいや!
とんでもございません!!!
えー…
里菜はハリセンで…こう、バーン!と…
「「いたっ」」
「あんたらねー!!
ひどいね、心が冷たいね、ひどいね…」
「この人、同じ言葉を2回言ってるよー」
「てか、そのハリセンはどこから…
てゆーか、どうやって…」
「ふふん♪このハリセンはね、
折りたたみ式なのよ!
オーっホッホッホッホッ!」
「……………」
里菜に冷たい視線を向ける5人。