メガネクラス ~0組の僕ら~

「何でここに…
つか帰ったじゃなかったのか?」

すると詩織は、くねくねしながら言った。

「あのねぇ~
みんながぁ~
困ってるかなぁって~
思ってぇ~」

「…とりあえず、その動きやめろ」

貴広は嫌そうな顔をした。

「どこに言ってたのかは知らんが…
ありがとうよ!」

柴田先生は詩織と新の元に駆け寄り、抱きしめようとした。

しかし、それは叶わなかった。

なぜなら、詩織と新がよけたからである。

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