メガネクラス ~0組の僕ら~

すると、伊藤先生がはっとした。

「あっ!そういえば…!
目隠しをされたとき、男の人の声がしたの!
“黙ってろ。
もし言うことを聞かなければ、
0組というやつらに罪をかぶせてやる”
って…!」

「!?」

野乃の目が大きく開いた。

「で、でも…
私、怖くってわめいちゃったのよね…。
そしたら、
“罪をかぶせてやるからな”
って…」

「…チッ」

野乃はそれを聞いて、悔しそうな顔をした。

「…そうですか……」

…というわけなのだ。
では、時間を元に戻そう。

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