メガネクラス ~0組の僕ら~
「…くそっ!
どうすりゃいいんだよ…」
貴広が悔しそうな顔をしながら言った。
「なぁ、貴広。
殴っていいか?」
新が貴広に聞いた。
新の目がギンギンに光っている。
「んなッ!
ダメに決まってんだろーーーー!」
「でもよー、もう我慢できねぇよ!」
「分かった分かった!
あとでアイスクリームおごってやるから!
だから今は我慢しろ!!」
なっ!?」
「アイスクリーム!?
分かったぁ、我慢するぅ!」
「…ふーっ……。
ったくよー…」
………すいません、一言いいっすか?
…新、可愛い!!!!
なにその、「我慢するぅ!」って!
キュン!可愛すぎる!
キュン死に!!!!!
…ごほん。
どうも失礼しました。
ちょっと心の叫びが口から出そうになったもので。
言わさせてもらいました。
では、続きを…。
えー…ちょっとお待ちくださいね…
心の叫びを言った途端、原稿用紙が落ちたのでね…。
えー………
あっ音響さん、この声拾わなくていいです!
えーと……
あ、あったあった!
では続きを!