メガネクラス ~0組の僕ら~
「「ごちそうさまでした」」
マクドで野乃と伊藤先生の2人は、ご飯を食べ終えた。
野乃は伊藤先生にお礼を言った。
「サンキュー」
「やっぱりタメ語なのね…。
いえいえ、どういたしまして」
「さて…これからどうすればいいものか…」
その時、野乃の携帯電話にメールが来た。
四葉からである。
「四葉からだ。
“今から野乃を助けに行くけど、野乃たちのいるマクドがどこにあるのか、分からなくて…。
どうする?”
…めんどいな」
野乃はメールを打ち始めた。
「“だったら私たちが学校に向かって歩いて行くからさ。
四葉たちは待ってればいいよ”
…っと」
「えええええええええ!?
学校の場所、分からな」
「大丈夫。
フラフラ旅すればたどり着く」
「…野乃さん、どこまで旅を…?」
「学校にたどり着くまで」
「む、無謀な…」
「さ、行こうか」
2人は席を立ち、マクドを出た。
すると四葉からまたメールが来た。
「“ちょちょちょ!!!待ちなさい野乃!
とりあえずそこを動かないで!
ってメールで言ってもダメじゃん!
とにかく動かないでよ!?”
………無視しよ」
「えええええええええ!?
ダメよ野乃さん!
それは送らないとダ」
「大丈夫。さぁ行こう」
「………………」
こうして2人の旅が始まった。