メガネクラス ~0組の僕ら~
「いっ、伊藤先生!?」
職員室の先生たちは目を大きくしながら驚いている。
「私…野乃さんと一緒に閉じ込められていたんです。
それからはずっと野乃さんと一緒でした!」
「なっ…!?」
0組が犯人と決めつけていた先生たちは、ただただ驚くことしかできない。
「野乃!」
すると、職員室に詩織、里菜、貴広、新、四葉、美琴の6人が入ってきた。
「野乃!無事だったんだね!
…ていうか早くない学校に着くの!?」
「あー…町の人たちに色々聞いてみたら、これが案外近かったんだ」
『はぁーーーーーーーー!?』
野乃は6人に向かってにっと笑った。
「…野乃が、わら…った……」
四葉は目をパチパチとさせた。
「…あ、やべ。
気が緩んだ」
「わー…可愛い…」
0組がほんわかな幸せに浸っていると、伊藤先生の声が大きくなった。