メガネクラス ~0組の僕ら~

四葉の肩が小さく震えている。

「私はあの時、急いでいたんだ。
それをお前に邪魔された。
…復讐しないわけがないだろう?」

八尾はニヤリと笑った。

「なっ…!」

「もうやめろ、四葉」

そんな四葉を止めたのは新だった。

「新…」

「おい八尾」

新は八尾を呼ぶと、こう言った。

「…お前って心が狭いんだな」

今度は八尾が

「なっ…!」

と言う番だった。

< 85 / 107 >

この作品をシェア

pagetop