打ち上げ花火とミルクティ
階段を上がり、唯一の安らぎの場所とも言える自室に入る。
しかし、そこにも娯楽はほとんどない。
マンガ、テレビ、パソコンも一切禁止されている。
携帯電話は持たされているが、毎日欠かさず母親のチェックが入る。
メモリーに入っているのは、両親と数人の友達だけだ。
その友達というのも、母親が選んだ。
あの子と友達になりなさい、と。
そんなもので本当の友達になれるはずもなく、璃梨には気心の知れた友達というものが一人もいなかった。
彼氏など、もってのほかだ。
しかし、そこにも娯楽はほとんどない。
マンガ、テレビ、パソコンも一切禁止されている。
携帯電話は持たされているが、毎日欠かさず母親のチェックが入る。
メモリーに入っているのは、両親と数人の友達だけだ。
その友達というのも、母親が選んだ。
あの子と友達になりなさい、と。
そんなもので本当の友達になれるはずもなく、璃梨には気心の知れた友達というものが一人もいなかった。
彼氏など、もってのほかだ。