大好きなんだ





風に吹かれたら楽になるだろう。



そう思ったから。



萌も付き添って一緒に屋上まで歩いた。



「あのね、めぐ...」



茜ちゃん、無理しなくていいのに



「どうしたの?」



「私のこと覚えてる?」



え?何言ってるのかな?



高校で初めて会ったでしょ?



「やっぱり覚えてないんだ」



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