大好きなんだ





「勝手に入ってくんなよ、母さん」



あーお母さん....って!お母さん!?



「あ、ごめんごめん。意識なくなったって聞いたから心配で」



「神倉君のお母さんですか?」



丁寧に聞く。なるべく嫌われないように。



「そうよ。よろしくね!」



可愛すぎでしょ!?



少しの間見惚れていた。



「早く出てけよ!」



神倉君が呆れたように言う。



「分かったわよ。あきひろ!何もしてあげないでね?」


< 30 / 175 >

この作品をシェア

pagetop