先輩!ダメですよ!?
私は小走りで学校に向かう。
着くと、傘を置いて上靴に履き替えた。
「うわぁ~・・・濡れちゃった・・・。」
私は校舎の中に入ると、持っていたタオルで濡れた部分を拭いていた。
傘をさしていたのに・・・こんなに濡れるなんて・・・私はため息を吐くと後ろから声がした。
「ため息つくと、幸せが逃げるぞ~。」
ッバ
後ろの方を見ると、そこにはクラスの人気者 光輝くんがいた。
光輝君は人気者だけど、やんちゃ君だ。
光輝君のことはただ、顔を知っている・・・それだけの存在だった。
なので彼に話しかけられたことは少し驚きだ。