先輩!ダメですよ!?


「あ・・・うん・・・ため息吐かないようにする。」






私はそう言ってため息を吐かないようにしよう、そう心の中で思う。






「そうだ、台風で学校休みだってよ。」





「えっ!!」







私は光輝くんが言った言葉に対してショックを受ける。




ため息を吐こうとしたが幸せが逃げるから。吐かないように気をつけた。





わたしは光輝くんに目を向けた。初めてちゃんと見たかもしれな。





整った顔・・・少し染めている茶色の髪。






茶色の髪が雨で濡れて、艶っぽい。って・・・濡れている?




あっ、風邪引いちゃう。





私はカバンからタオルを二枚持っているので一枚光輝くんに渡した。

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