先輩!ダメですよ!?
私は晴哉先輩の方に目を向けると、悲しそうな目をしていた。
悲しそうで、苦しそうなのに、私を慰めることをやめない。
私は晴哉先輩の力にはなれないの?
晴哉先輩は・・・私を助けてくれたのに・・・・私は何も・・・。
「先輩・・・もういいです。」
「俺がこうしたい。」
「こうしたら・・・私、先輩の迷惑になりますよ?」
先輩は、私の頭を優しく撫でてばーかとつぶやく。。
目にじわっと涙がたまった。
先輩はやさしさの塊だ・・・私は先輩の力になれるの?
いつも私ばっかり、助けてもらってる。