先輩!ダメですよ!?
私は先輩に指をさした。
「私が好きなのは、あなたです。」
顔が真っ赤になるのがわかる。
顔だけじゃなくて、全身が熱を籠る。
こんなにも、緊張したのは初めてだよ・・・。
私は、不安もあったけど・・・先輩が私のこと好きじゃないんだろうけど、先輩が好き。
「あの!!・・・先輩が私を好きじゃなくてもいいです。戯言で捉えていてください。」
私は放心状態の様子の先輩にそう伝えると、回れ右をして走り出そうとした。
こんなところからは、一目散に去りたい。
恥ずかしすぎるっ。