先輩!ダメですよ!?
先輩は、私をそっと抱きしめた。








周りにはたくさんの人がいた、けど総さんは恥ずかしからずずっと、ずっと私を抱きしめた。








私にはこの温もりが何よりも、心地よかった。








私の、傷ついて冷え切った心が少しずつとかされていった。








「お前は俺のもんな。」





「うん・・・。」






総さんは私の顔を、あげさせグイっと顎を掴んだ。





そうさんの顔がだんだん近づいてきた。






キスされる!?そう思ったが。
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