先輩!ダメですよ!?
―――――――意地悪で。






―――――――不器用で。






―――――――強引で。






―――――――でも優しくて。








―――――――そんな晴哉が好きなんだよ。








「俺は、お前をひどく振った。」







「好きに理屈はいらねぇ、だよ。」







私は、晴哉の手を掴んだ。




晴哉がそれを払おうとするけど、私はギュっと握り締めた。

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