先輩!ダメですよ!?
「おっ、目覚めたか?」
「先輩?・・・・一体ここは。」
おでこに感じた冷たい感覚とは、先輩が私のおでこに乗せた凍ったタオルだった。
それより、ここはどこだろう?
広い部屋にベット・机・棚無駄なものが全然ない部屋。
もしかして、「俺の家。」 やっぱりね。
先輩が私の家知ってるはずないし・・・連れてくるとしたら自分の家しかないだろうしな・・・。
でも、男の人の家に来て・・・大丈夫なの私?
もしかしたら先輩に、あんなことや、こんなことをされたりとか・・・ないよね。
「ないから、安心しろ。」
先輩は、私の気持ちを汲み取ったのかそう答えた。