先輩!ダメですよ!?
先輩が、近づいてくる。
反射的に、目を瞑った。
ギシッ
ベットが軋む音が聞こえた。
そっと、目を開けると・・・・「お望み通りしてやろうか?」ニヤッ
目の前には、妖艶の笑みを浮かべる先輩が。
「私の望みは、家に帰ることです!」
「あっ、お前家に運ばねぇといかねぇよな。親も心配してるだろうしな。」
親は今はいないんだけど。
でも、私は言わなかった。
今家にいないからいいですよって言って、居座るのは図々しいにも程がある。
それに、早く帰れるだろうしね。