先輩!ダメですよ!?
私は教室から数メートル離れているところまで行くと、立ち止まった。
「虫、苦手なのか?」
ニョキ
「ッキャ!!って・・・晴哉先輩か・・・。」
いきなり横からニョキと男の人が出てきたと思ったら・・・なんだ、晴哉先輩か。
風邪の事件(?)から数日、風邪が治った私はもう学校に来た。
あれ以来、先輩とは仲が良くて・・・先輩の仲がいいかたを含め、藍ちゃんと私でご飯を食べたり・・・。
先輩は、朝の休みにたま~に来てお話をする。
どうやら先輩は人気者で私の教室に来るたびに、黄色い歓声が響き渡る。
だが、今日は雨でクラスのみんな来るのが遅れたのか・・まだ来てないので黄色い歓声がない。