先輩!ダメですよ!?
走って、周りをしっかり見て、あの男の人がいないことがわかった。
安心して、「はぁ~・・・。」盛大なため息をはいた。
入学式早々に問題に巻き込まれるところだった。
もし巻き込まれていたら、これからの明るい高校ライフがボロボロと音を立てて、壊れていったはずだろう。
私は気を取り直し、入学式のある体育館に足をすすめる。
体育館の扉の前には、《入学式》の三文字が書かれている・・・。
遂にやってきた、ちょこっと苦労をしたけど!!遂に入学式にやってきたぁ~!!
私は、小さくガッツポーズをする。
私は靴を脱ぎスリッパに履き替えるた。
その場にいた女の子が私を見ると「あの・・・」そう言ってきた。