先輩!ダメですよ!?
先輩はそんな相手に、おかまいなく話を続けた。
「あいつのどこがブスだ?あっ、言ってみろよ?お前の口一緒喋れねぇようにしてやろうか?」
先輩が相手に睨みつけながらそう言う。
嬉しさと、嫌・・・ブスですよ?っていう気持ちが入り混じる。
そんな中、相手は負けじと言い返そうとするが。
「でも・・・・私は。」
「でもじゃねぇ。お前の方が数百倍ブスだブス。顔も心も汚ねぇ。」
何も言わせようとしない先輩、私のためにそんなに言ってくるなんて。
「私はあなたが、好きなのに。」
本気で好きということが伝わる。
先輩は泣き出した。先輩の涙はとっても綺麗だった。