先輩!ダメですよ!?
「大事なやつを馬鹿にした時点で、お前は俺の中の最低な奴なんだよ。」
「お前が泣いてもなんにも感じねぇ。」
先輩・・・・・大事なやつって。
私は嬉しくて思わずにやけてしまう。へっへ・・・大事なやつって・・・・うへっへ
自分て気持ち悪い・・・けど、ニヤケが止まんない。
パシン―――
乾いた音があたりに響いた。
先輩の頬に女の人の平手打ちをしたからだった。
先輩!あの人・・・なんて、ことをするのっ。
私は、その場に出ようとしたが思いとどまった。
私がここで出たら、もっと話がこじれるに違いない。