先輩!ダメですよ!?
「今から、入学式を始めます。」
あっ!入学式が始まった。
辺りは一気に静かになる。
鳥のさえずり、風のふくおと、誰かのくしゃみまで体育館に響き渡るくらいの静かさ。
校長先生が語り始めた、だが。
一向に話が終わる気配がない、そのせいか、一部では外に出て行く人もいる。
私も外に出ようかな・・・・でも、あたし新入生代表の挨拶があるんだった。
肩をガクリッと下げて、ため息をはいた。
あぁ、めんどくさいな。
校長先生もうちょっと、早く話してよ。
入学式は一時間で終わるはずだったが、校長先生のせいで長引いたことは言うまでもない。