先輩!ダメですよ!?
「なに、こいつ・・・泣かないじゃん。」
「うざっ、もう帰ろう。」
「また、明日も覚悟してなさいよ!!」
そう言い捨てた先輩たち。
先輩たちは、倒れた私をよそにどこか行ってしまった
また・・・明日もか。
こんなこと、また明日もされるんだ。
私は頬通った、ひとつぶの涙を拭き取り、声を押し殺し泣いた。
「痛いよ・・・辛いよ。」
痛くて痛くて・・・辛いよ。
でも、自分を曲げたらいけない。自分の考えは最後まで突き通さなくちゃ。