先輩!ダメですよ!?
先輩が私の気遣いをしているのが痛いくらい分かる。
だから今も私の手を引いて、歩いている・・・また私がこけないように。
私は先輩の手をギュッと握り締めた。
先輩は私の方を見ると、ふっと笑みを浮かべた。
先輩が私の歩幅に合わせて歩いてくれる先輩。
あっ、先輩って今日なんで学校に行くんだろう?
「そういえば、先輩今日なんで呼び出されたんですか?」
「ん、謹慎中の宿題をもらうの忘れてた。」
「アハッハ、先輩らしいですね。」
そこから話は広がっていき、先輩の友達の話をする。
他にも、私の幼稚園の話など他愛のない話をたくさんした。