先輩!ダメですよ!?
謹慎処分を受けてから一週間、俺はようやく学校に来れるようになった。
昼休み、俺は陽麻のいる教室に向かうが・・・・教室には暇の姿がない。
俺は、教室にいた陽麻の友達、藍に理由を聞いてみると
―――「知らない。」そう言って、そっぽを向いた。
怪しいと思ったが、あえて口に出さずその場をあとにした。
俺は、陽麻にメールを送った。
すると、返信は 保健室にいる。 の一言。
体調が悪いらしく、保健室にいる・・・だけど、昼休みが終わったら授業しには出るらしい。
俺は安堵のため息を吐き、教室に行きいつものメンツと昼を過ごした。
胸の中に小さなしこりみたいなのが、あった気がした。