大嫌いな君。
「私の成績なんかあんたに関係ないでしょ」

「あっそ」


ふんっだ



「…あんたはどうなのよ」


…はっ!

私のバカ!

なんで聞いたのよ


コイツ頭…

「オール5」

「嘘つけ」


さすがの私も騙されないよ

…ってか中学生か!


「ウソだけど…1つだけ4後は全部5」

「う…嘘つけ!」


いや、ありえる

コイツならやらかす


「嘘じゃねぇよ」

見せつけられる一枚の紙

突きつけられる現実…


「な…なにこれ、夢?」

「現実だし」

橘に両頬をつねられる


ハラーっと私の手から落ちていく紙

「…おい、落ちた⋯…嘘だろ?!」

「うるさいなっこれこそが現実だよ!」


涙が溜まる目

「ってか綺麗にオール2だし」

「あーーーーーーーーーーーー!!」


キッと橘を睨む

「言わなくてもいいじゃない」

「余計言いたくなる」


このドS!








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