大嫌いな君。
「失礼しまーす」
ガラガラっと図書室のドアを開ける
⋯人の気配なし
梓も⋯居なそうだな
どうしようかと考える
「うっ⋯ひっく⋯⋯」
女の子の泣き声
「⋯梓?」
どこだと辺りを見回す
「⋯そこで何してんだ?」
見つけたのは本棚の隙間
ハムスターかお前は。
「⋯どうした?」
ゆっくりと顔をあげる梓
「た⋯たちばなぁ」
「何があったし」
目、真っ赤だし
どんだけ泣いたんだよ
「もっ⋯森田くんが⋯女の人とイチャついてた」
泣き声を必死に押さえる梓
思わず抱き寄せる
⋯なにやってんの、俺
ガラガラっと図書室のドアを開ける
⋯人の気配なし
梓も⋯居なそうだな
どうしようかと考える
「うっ⋯ひっく⋯⋯」
女の子の泣き声
「⋯梓?」
どこだと辺りを見回す
「⋯そこで何してんだ?」
見つけたのは本棚の隙間
ハムスターかお前は。
「⋯どうした?」
ゆっくりと顔をあげる梓
「た⋯たちばなぁ」
「何があったし」
目、真っ赤だし
どんだけ泣いたんだよ
「もっ⋯森田くんが⋯女の人とイチャついてた」
泣き声を必死に押さえる梓
思わず抱き寄せる
⋯なにやってんの、俺