大嫌いな君。
服、これでいいかな?

柚葉が彼氏紹介したいとか…


まぁよくあるけど。

ありすぎて困るくらいだけど。


「よし、いってきまーす!」

ドアを力強く開けて外に飛び出す

どんな人だろーなー

きっと素敵な人だろうな!


⋯⋯着いた、うん。

…ここだよね?


なのになんで⋯⋯



橘が居るんだよ!!!

「ど⋯どうして!?」

私の声に橘が振り向く


「は?どうしてって⋯遠藤は?」

「柚葉?」

確かにいないけど

って、彼氏って橘なの!?


「あんたが彼氏とか⋯許せないんだけど!」


私の柚葉に何をしたー!

「意味わかんねぇ…とりあえず来い」


周りの迷惑になっているのに

橘が気がついた


「い、行かないよ!柚葉待つもん」

「うるさい、来い」


腕を捕まれる

あ、⋯いつもの事ながら力強すぎね?

「いたいっ、痛いんですけど!」

「静かにしろ」


近くのカフェに入る

「ねぇ、どういうことよ!」

「なにがだよ」

「好きな人って柚葉だったの?」

柚葉も橘が好きなんて⋯

聞いてないよ!


「お前何いってんの、マジで」

「じゃあなんでいるのよ!」


ピロリロリン

「⋯私だ」

柚葉からのメール 

『仲良くね☆』



は⋯はめられた




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