大嫌いな君。

胸キュンと最悪なアイツ

「森田くん⋯ですか?」


「⋯君が今永さん?」

図書室で本を読んでいる森田君


さっすが柚葉!

私の好みが分かってるんだから〜


紹介された森田くんは、メガネかけてる知的なイケメン君


「えと⋯」


こういうときって何話せばいいの?

あたふたしてると



「ふふ、取りあえず行こうか」

わ、笑った顔もイケメンですね⋯


じゃなくて!

「行くってどこに!?」


手を強引に引かれ、仕方なくついて行く





「内緒」


森田くんは人差し指を口にあてて静かに言った




やばい

⋯これが恋?



わかんない


わかんないけど



なんか

そんな気がした。


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