ゴーストさんに愛を
え、何、これ


体が勝手に動き始めてる。
いくら、動けと念じても
自分の意識の通りに動いてくれない。

「っつ……どう……し…て………」
『そんなの決まってるじゃーん、
憑依しただけだってばw』

と、言いつつすらすらとペンをノートに走らせる。
さすが、優等生。
暗記しているかのように解いていく。

うわぁ!全問正解!やっぱすげぇな。
これから、借りようかな。
「ねぇ、思ったんだけ……あれ?」

気がついた時には、もう自由に体を動かせた。

なんか、少し気味が悪かったな。
憑依した時、少し生気が吸いとられたような、少しけだるいような、そんな感覚になった。
とりつかれたら、私は幽霊の思った通りに動く人形なんだ。
そう思うと鳥肌がぞぉっ…とたった。
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