ぶっきらぼうな彼。

「なんか物も増えてきたしさ、もう少し広い部屋に引っ越してもいいかなーなんて」

「えーやだ」



やだ?!



「なんで?!」

「えーなんでも」



こんな時も彼は狩りを続ける。

別に続けても構わないから、私の質問にはちゃんと答えてほしい。


てか、昨日の夜もやってたよね?

私が抱き着いても嫌がらないけど構うこともなく、
ただテレビの画面だけを見続けて、結局私は背中で爆睡。


朝に弱い私が昼前に起きると、彼は既にゲームを起動中。

今日は久しぶりに二人で休みなんですけど。

まぁ、私も熱いコーヒーを飲みながら、彼のゲームをただぼーっと見てるんだけで、
今日だって読みかけの小説でも読めばいいか、なんて感じだから、人のことは言えない。

< 4 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop