ぶっきらぼうな彼。
「なんか物も増えてきたしさ、もう少し広い部屋に引っ越してもいいかなーなんて」
「えーやだ」
やだ?!
「なんで?!」
「えーなんでも」
こんな時も彼は狩りを続ける。
別に続けても構わないから、私の質問にはちゃんと答えてほしい。
てか、昨日の夜もやってたよね?
私が抱き着いても嫌がらないけど構うこともなく、
ただテレビの画面だけを見続けて、結局私は背中で爆睡。
朝に弱い私が昼前に起きると、彼は既にゲームを起動中。
今日は久しぶりに二人で休みなんですけど。
まぁ、私も熱いコーヒーを飲みながら、彼のゲームをただぼーっと見てるんだけで、
今日だって読みかけの小説でも読めばいいか、なんて感じだから、人のことは言えない。