ぶっきらぼうな彼。
「だって、ずっとここに住むの?」
「違うけどさー」
煮え切らない。
電池切れかけ?
「一軒家住みたいし」
?
今、なんて言った?
「やべ、死ぬ」
「い、今!なんて言ったの?!」
「んー?」
なんか、すごくうれしい。
もう一度聞きたくて、私は彼のコントローラーを取り、ゲームを進める。
「ちょっと!」
彼が邪魔しようと、騒ごうと、私には関係ない。
実は私のほうが得意なゲーム。区切りがついたとき、私はコントローラーを投げ出した。