ぶっきらぼうな彼。
「3年前みたいにキュンとするかって言われたら分からないけど、形は変わってもちゃんと好きだから。
安心して待ってなさい?」

「…はい」

「じゃあ、ゲームやらせてね?」

「…はい。…え?!」

「どいてー」



私の体をゴロンとどかすと、コントローラーをコードで引っ張り、結局狩りを始める彼。



「ちょっと!」

「お前は後ろ。背中でも寝られるから大丈夫だ」



悪かったわね、背中で寝て。

でもそういえば、ちゃんとベッドで起きた。



「寝たらベッドに戻しとく」



ほんとだ。

ちゃんと想われてる。

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