box of chocolates
十月の初めの月曜日。今日は、ランチバイキングにやってきた。貴大くんは、また皿いっぱいにおかずを盛っていた。
「相変わらず盛りが良いね」
「うん。ちょっと嫌なことがあったから、食べて発散だ」
「嫌なこと?」
貴大くんの『嫌なこと』が気になったけれど、忘れたいと言っていることを根ほり葉ほり聞くのもと思い、触れなかった。美味しそうに食べる貴大くんを見ていると、それだけでなんだか幸せな気分になれた。
「次に会えるのは火曜日だね」
次の月曜日は祝日。たまたま競馬開催日であり、うちの店も祝日は月曜日でも休みはなかった。
「月曜日、ミユキヒルメがレースに出るんだよね」
「どうして知ってるの?」
「競馬サイトでチェックしているの」
貴大くんと付き合い始めてから、競馬の携帯サイトに登録した。そこでは競馬開催日の情報だけでなく、競馬ニュースなど欲しい情報をチェックすることができた。
「相変わらず盛りが良いね」
「うん。ちょっと嫌なことがあったから、食べて発散だ」
「嫌なこと?」
貴大くんの『嫌なこと』が気になったけれど、忘れたいと言っていることを根ほり葉ほり聞くのもと思い、触れなかった。美味しそうに食べる貴大くんを見ていると、それだけでなんだか幸せな気分になれた。
「次に会えるのは火曜日だね」
次の月曜日は祝日。たまたま競馬開催日であり、うちの店も祝日は月曜日でも休みはなかった。
「月曜日、ミユキヒルメがレースに出るんだよね」
「どうして知ってるの?」
「競馬サイトでチェックしているの」
貴大くんと付き合い始めてから、競馬の携帯サイトに登録した。そこでは競馬開催日の情報だけでなく、競馬ニュースなど欲しい情報をチェックすることができた。