box of chocolates
昼は、さっと済ませたくてファーストフードに入った。八潮さんと向かい合って座る。
「いただきます」
アツアツのポテトに手を伸ばした。八潮さんの視線に捕まらないように、ポテトに視線を落とした。
「杏、食べながらでいいから聞いて? オレも食べながら話すから」
チラッと八潮さんに視線を向けると、ホットドックを豪快に食べていた。
「戸田さんとは、どういう関係? 付き合っているの?」
「はい」
まさかそんなこと、聞かれるだなんて。私はハンバーガーを口にしながら、目を合わさずに答えた。
「そっか。じゃあ、オレよりも戸田さんが好きなんだ?」
「はい」
今さら、何を言っているのかと思った。しばらくの間、続く沈黙。私が食べ終わった頃、八潮さんが何か言いたげに口を開いた。
「いただきます」
アツアツのポテトに手を伸ばした。八潮さんの視線に捕まらないように、ポテトに視線を落とした。
「杏、食べながらでいいから聞いて? オレも食べながら話すから」
チラッと八潮さんに視線を向けると、ホットドックを豪快に食べていた。
「戸田さんとは、どういう関係? 付き合っているの?」
「はい」
まさかそんなこと、聞かれるだなんて。私はハンバーガーを口にしながら、目を合わさずに答えた。
「そっか。じゃあ、オレよりも戸田さんが好きなんだ?」
「はい」
今さら、何を言っているのかと思った。しばらくの間、続く沈黙。私が食べ終わった頃、八潮さんが何か言いたげに口を開いた。