お伽噺を紡ぐふたり
最初にキースに手を引かれて連れてかれたのは、色とりどりの洋服ときらびやかな装身具のおいてあるお店だった。看板には”Lily's garden”とかかれている。
店内には穏やかなワルツの曲が流れている。ドアベルの音でキースの訪問に気づいた女性が近付く。
「キース!ここは?」
「あらあらあら!旦那様、美しいお嬢様をお連れね!」
「マダムリリー、この娘に合う服を見立ててくれないか?」
キースは慣れた動作で店にある椅子に深く腰掛け、その女性にいう。ビロードの下は裸で、尚且つ半獣のリベルテはどれ程不審に見えるだろうと、怯えたが、マダムリリーは気にする素振りを全く見せない。その事に安堵したリベルテは赤いドレスをきたマダムリリーに促されるまま、店の奥の試着室に入る。
「さて、どういうのが好みかしら?何色が好き?動きやすい方がいいかしらねー?」
「わかんないです。」
「緊張してる?」
少し、と答えると、マダムリリーは穏やかに笑った。リベルテは色とりどりのドレスに目を回した。
ー…
店内には穏やかなワルツの曲が流れている。ドアベルの音でキースの訪問に気づいた女性が近付く。
「キース!ここは?」
「あらあらあら!旦那様、美しいお嬢様をお連れね!」
「マダムリリー、この娘に合う服を見立ててくれないか?」
キースは慣れた動作で店にある椅子に深く腰掛け、その女性にいう。ビロードの下は裸で、尚且つ半獣のリベルテはどれ程不審に見えるだろうと、怯えたが、マダムリリーは気にする素振りを全く見せない。その事に安堵したリベルテは赤いドレスをきたマダムリリーに促されるまま、店の奥の試着室に入る。
「さて、どういうのが好みかしら?何色が好き?動きやすい方がいいかしらねー?」
「わかんないです。」
「緊張してる?」
少し、と答えると、マダムリリーは穏やかに笑った。リベルテは色とりどりのドレスに目を回した。
ー…