夜蝶



拓「組長と愛子さんは
  五百蔵に自首を促しに行きやした。


  俺がついていっておけば
  今、状況が変わっていたかもしれねぇ…


  すいやせん…。



  でもお嬢…これだけは分かってくだせぇ



  たとえ自分が傷ついても…
  それを親切で返しなさい。



  組長に1番初めに教わった言葉です。」



父さんと母さんは…
五百蔵へ自首を促しに行った…?



じゃあ・・・抵抗もしないで
ただ刺された…の?



そうだよ…こんな…あたしでも楽勝。
父さん達も楽勝だったはず…



< 323 / 332 >

この作品をシェア

pagetop